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酒と薔薇の日々(中波DX'ing)♪

ン十年ぶりに中波DXを「無謀にも」始めました。 少年時代の記憶を辿り、すこしづつやっていこうと思っています。 同じ趣味の方、いろいろ情報交換しませんか? (といっても、私の知識はささやかなものですが・・・)
※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません

中華ラジオ DE1103で遊んで~周波数のお話

DEGEN社製のワールドバンドレシーバー「DE1103」
購入後いろいろ遊んでみました。

まずは大きさですが

中央に横になっている(正確には、背面にあるスタンドで30度くらい立たせてます)のが、DE1103です。
他のクラシカルなラジオと比べると、そのコンパクトさが分かると思います。

これは短波を含むAMデュアルコンバージョンのラジオで、私が好む中波DXにも充分使えます。バーアンテナもネットで検索すると130mm(このラジオを分解して改造するツワモノが結構いらっしゃいますw)あり、周波数デジタル表示なので受信局を判断しやすいです。


ICF-EX5MK2と比べても、中波受信感度はひけをとりません。音質もEX5と同じくらい(つまり、決して良くはないw)ですし、周波数読み取りの手間がかからないことが大きいです。
そのため私は、1103を主に夕方使ってます。

夕方は、夜間に比べると海外中波局の混信が少ない実感があります。そのため、国内で中程度の遠距離にある、電波出力1~5kwレベルの放送局が入感しやすいのです。
ただし、地方の小出力ラジオ局を受信する最大のネックは「国内放送局同士の混信」なんですけどw

1103の話題からは外れますが、地方局の周波数割り当ては「同じ周波数」となっている場合が多いのです。
キー局(ニッポン放送・TBS・文化放送)や地方大都市の局(STVや東北放送、ABCやRCC、RKBなど)は国内で専用の周波数が割り当てられています。しかし地方小出力局は、同じ周波数に数局割り当てられています。
たとえば1098kHzには
・ラジオ福島 郡山(5kw)
・信越放送 長野(5kw)
・信越放送 ※飯田・伊那(1kw)
・長崎放送 ※佐世保 (1kw)
・大分放送 大分 (5kw)
・大分放送 ※湯布院(0.1kw))
 (※は難聴取地域のための中継局)
といったように6局が割り当てられてたりします。

これは、放送局数に比べて周波数チャンネル数が少ないために発生します。
限られた周波数チャンネルを多くの放送局に割り当てるために
①大出力局には専用周波数
②小出力局は、できるだけ遠方の(サービスエリア外の)複数局に同一周波数
という感じで管理しているからだと思います。

もちろん、通常の使用ではさほど問題はありません。一般的なラジオの感度ではサービスエリア外の放送局が聞こえるわけではありませんからね。
でもBCL用の高感度受信機の場合は、遠方の局を受信できるからこそ「混信」の問題が発生するわけです。

デジタル表示でも、目的の放送局かどうかは、混信している受信状況の中から自分の耳で分離して聞く必要があるわけですよね。
OMさんはこれを「耳フィルター(笑)」と呼びます。

話が飛びましたが、国内中波DXで一番のネックはこれ。
遠方小出力局を受信するには
①まず、放送を受信する
②アナログ受信機の場合は、パラレルでデジタル表示のラジオを使い周波数を確認
③混信する複数局を、耳フィルターで聞き分ける
という段取りが必要となってくるわけです。

デジタル表示のラジオは、このステップのうち②が省略されるので、受信している局を特定する作業がラクですよね。

2200の感度はバツグンですが、周波数直読精度はやはりルーズです。
中波20kHzごとに目盛りが刻んでありますが、あくまで目安。直読精度はデジタルに比べてかなり曖昧となっています。
なので最近のワッチには1103を使ってしまう・・・ことも多いかなw


 
 
◎DE1103のスペック(Amazonより転載)


FM スーパーヘテロダイン中間周波数 10.7MHz ・AM デュアルコンバージョン第1中間周波数55.845MHz ・第2中間周波数 450kHz ・受信周波数FM 76.00MHz~108.00MHz(25kHz step) AM 100kHz~29999kHz (1kHz step) (数字キーの直接入力により可)
  • 感度 FM 10μV (S/N=30dB) MW 1mV/m (S/N=20dB) SW 20μV (S/N=26dB) SW 選択度Wide 40dB / Narrow 50dB ・AM 2nd IF 帯域Wide 6kHz  Narrow 4kHz チューニングモード ・4つのチューニング方法 ジョグダイヤル オートスキャン メモリスキャン 周波数直接入力 ・プリセットメモリ268個 (不揮発性メモリ)機能
  • SSB 受信機能 ・64段階のデジタルボリューム (レベル表示あり) ・受信周波数デジタル表示 ・受信周波数アナログインジケータ  充電機能 (充電時間 1~23時間) ・大型液晶画面 (オレンジ色バックライトあり)  ・AM 電波強度インジケータ  ・FM MONO/STEREO 切替 ・ニュース (4kHz) / 音楽 (6kHz) 音質切替
  • 2組のアラーム ON/OFF ・スリープ (1-99分) ・時計 ・電子キーロック ・SW メータバンド表示 ・電池残量表示 ・エラー表示 ・LOCAL/DX 感度切替 ・スピーカ直径 77mm 丸形 25Ω 1W×1個 ・入力端子 外部アンテナ入力 (モノラルミニジャック)  ・DC 入力 (EIAJ 4mm プラグ対応、センタープラス、DC8V)出力端子
  • ラインアウト出力 ・ヘッドホン出力 (ステレオミニジャック) ・電源3種類の電源に対応 単3型アルカリ乾電池×4本 単3型ニッケル水素充電池×4本 日本仕様AC アダプタ (DC8V 500mA) ・付属品 :ステレオイヤホン、外部アンテナ10m、キャリングポーチ 単3型ニッケル水素充電池×4本、日本語取扱説明書

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