DE1103 で 中波用外部アンテナを使う BCL 2015年02月02日 さてさて。 中華ラジオ DE1103ですが、これがまたいい。 バーアンテナも130mmあり、一般的にラジオを聞くならこれで必要充分かと思ったりもします。 でも、 やっぱり、いろいろ試して見たくなるのが人情というもので。 DE1103で「中波に外部アンテナを使って見る!」ことにしました。 まずは、自作のマグネチックループアンテナ。 これを接続するためには、1103の外部アンテナ端子がミニジャックなので工夫が必要です。 100円均のステレオピンジャックを改造してみました。 改造と言ってもたいしたことありません。二つに分かれている方のうち、白い方のジャックを切断し、中心線と外部皮膜線をそれぞれループに使った同軸の中心線と外部皮膜線にワニグチで接続するだけです。 でも、ここで問題が。 1103は外部アンテナ端子が中波については無効となっているのです。 ネットで検索したら、1103の外部アンテナを中波で有効にし、バーアンテナから切り離す裏技が見つかりました。 その手順を記しておくと。 ①80kHzをテンキーで選択し、BAND+ キーを押す。 ②その状態でメモリーする。 ③メモリーキーでそれを再度呼び出す。 これだけで、中波外部アンテナが有効になります。その代わりバーアンテナが切り離されるので、外部アンテナなしではまともに受信しなくなりますのでご注意を。 で、やってみました。 結論。 「うーん マグネチックループよりバーアンテナの方が感度がいい・・・」というアタリマエのことでした(笑)。 直径1m程度ではこんなものかな。 直径を5mくらいにしたら(設置場所には困るけど)感度がもっと良くなるかもしれない。 しかし、以前から悩まされ続けていた生活ノイズは「劇的」に消えます。 Sが弱いけどそれ以上にNが消えるので、S/N比はいいのかもしれませんね。 ちなみにAN-200(市販ループ 同調形パッシブ)を同様に接続してみました。 これはいいです! 2200のジャイロ+マグネチックループに匹敵(いや、それ以上かもw)です。 画像の684kHz 岩手放送が微弱ですが受信できました! Sメーターが少しだけ振れているのが分かると思います。 岩手放送は、以前(学生時代ですが)受信レポートを送ってみたのですが ベリカードではなく、「岩手放送だということを確認できません」 と言う、サミシイ内容のハガキが送られてきた苦い記憶があるので(笑)。 久し振りに受信報告書を送ってみようかな。 [5回]PR
中華ラジオ DE1103で遊んで~周波数のお話 BCL 2015年01月25日 DEGEN社製のワールドバンドレシーバー「DE1103」 購入後いろいろ遊んでみました。 まずは大きさですが 中央に横になっている(正確には、背面にあるスタンドで30度くらい立たせてます)のが、DE1103です。 他のクラシカルなラジオと比べると、そのコンパクトさが分かると思います。 これは短波を含むAMデュアルコンバージョンのラジオで、私が好む中波DXにも充分使えます。バーアンテナもネットで検索すると130mm(このラジオを分解して改造するツワモノが結構いらっしゃいますw)あり、周波数デジタル表示なので受信局を判断しやすいです。 ICF-EX5MK2と比べても、中波受信感度はひけをとりません。音質もEX5と同じくらい(つまり、決して良くはないw)ですし、周波数読み取りの手間がかからないことが大きいです。 そのため私は、1103を主に夕方使ってます。 夕方は、夜間に比べると海外中波局の混信が少ない実感があります。そのため、国内で中程度の遠距離にある、電波出力1~5kwレベルの放送局が入感しやすいのです。 ただし、地方の小出力ラジオ局を受信する最大のネックは「国内放送局同士の混信」なんですけどw 1103の話題からは外れますが、地方局の周波数割り当ては「同じ周波数」となっている場合が多いのです。 キー局(ニッポン放送・TBS・文化放送)や地方大都市の局(STVや東北放送、ABCやRCC、RKBなど)は国内で専用の周波数が割り当てられています。しかし地方小出力局は、同じ周波数に数局割り当てられています。 たとえば1098kHzには ・ラジオ福島 郡山(5kw) ・信越放送 長野(5kw) ・信越放送 ※飯田・伊那(1kw) ・長崎放送 ※佐世保 (1kw) ・大分放送 大分 (5kw) ・大分放送 ※湯布院(0.1kw)) (※は難聴取地域のための中継局) といったように6局が割り当てられてたりします。 これは、放送局数に比べて周波数チャンネル数が少ないために発生します。 限られた周波数チャンネルを多くの放送局に割り当てるために ①大出力局には専用周波数 ②小出力局は、できるだけ遠方の(サービスエリア外の)複数局に同一周波数 という感じで管理しているからだと思います。 もちろん、通常の使用ではさほど問題はありません。一般的なラジオの感度ではサービスエリア外の放送局が聞こえるわけではありませんからね。 でもBCL用の高感度受信機の場合は、遠方の局を受信できるからこそ「混信」の問題が発生するわけです。 デジタル表示でも、目的の放送局かどうかは、混信している受信状況の中から自分の耳で分離して聞く必要があるわけですよね。 OMさんはこれを「耳フィルター(笑)」と呼びます。 話が飛びましたが、国内中波DXで一番のネックはこれ。 遠方小出力局を受信するには ①まず、放送を受信する ②アナログ受信機の場合は、パラレルでデジタル表示のラジオを使い周波数を確認 ③混信する複数局を、耳フィルターで聞き分ける という段取りが必要となってくるわけです。 デジタル表示のラジオは、このステップのうち②が省略されるので、受信している局を特定する作業がラクですよね。 2200の感度はバツグンですが、周波数直読精度はやはりルーズです。 中波20kHzごとに目盛りが刻んでありますが、あくまで目安。直読精度はデジタルに比べてかなり曖昧となっています。 なので最近のワッチには1103を使ってしまう・・・ことも多いかなw ◎DE1103のスペック(Amazonより転載) FM スーパーヘテロダイン中間周波数 10.7MHz ・AM デュアルコンバージョン第1中間周波数55.845MHz ・第2中間周波数 450kHz ・受信周波数FM 76.00MHz~108.00MHz(25kHz step) AM 100kHz~29999kHz (1kHz step) (数字キーの直接入力により可) 感度 FM 10μV (S/N=30dB) MW 1mV/m (S/N=20dB) SW 20μV (S/N=26dB) SW 選択度Wide 40dB / Narrow 50dB ・AM 2nd IF 帯域Wide 6kHz Narrow 4kHz チューニングモード ・4つのチューニング方法 ジョグダイヤル オートスキャン メモリスキャン 周波数直接入力 ・プリセットメモリ268個 (不揮発性メモリ)機能 SSB 受信機能 ・64段階のデジタルボリューム (レベル表示あり) ・受信周波数デジタル表示 ・受信周波数アナログインジケータ 充電機能 (充電時間 1~23時間) ・大型液晶画面 (オレンジ色バックライトあり) ・AM 電波強度インジケータ ・FM MONO/STEREO 切替 ・ニュース (4kHz) / 音楽 (6kHz) 音質切替 2組のアラーム ON/OFF ・スリープ (1-99分) ・時計 ・電子キーロック ・SW メータバンド表示 ・電池残量表示 ・エラー表示 ・LOCAL/DX 感度切替 ・スピーカ直径 77mm 丸形 25Ω 1W×1個 ・入力端子 外部アンテナ入力 (モノラルミニジャック) ・DC 入力 (EIAJ 4mm プラグ対応、センタープラス、DC8V)出力端子 ラインアウト出力 ・ヘッドホン出力 (ステレオミニジャック) ・電源3種類の電源に対応 単3型アルカリ乾電池×4本 単3型ニッケル水素充電池×4本 日本仕様AC アダプタ (DC8V 500mA) ・付属品 :ステレオイヤホン、外部アンテナ10m、キャリングポーチ 単3型ニッケル水素充電池×4本、日本語取扱説明書 [5回]